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飲む食うが大好きなメタボ店長です。お店で感じたことやどうしても書きたいことなどを綴って行きたいと思います。

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2009年4月

2009年4月30日 (木)

春の深夜を日本酒と共に

先月下旬桜の開花宣言以降、急激に冷え込んだと思いきや満開の合図と共に初夏を通り越し、蒸し暑い日が多くなってきました。日により肌寒い日などもあり、変わりやすい陽気にウンザリしている毎日である。ただし、暑くなってくると普段より酒がより恋しくなります。桜の季節は少々飲みすぎてしまいました・・・。
今夜はややヒンヤリとした夜ですが、日中の火照りはいまだ体に残っています。昨晩、一昨晩とシッカリ?とお酒を控えましたので臨戦態勢バッチリで今晩のレポートを行いたいと思います。


一杯目、
白岳仙 純米吟醸 山田四十 生 あらばしり

年一回限定の「山田四十 あらばしり」です。兵庫県特A地区の山田錦を40%精米した贅沢な酒です。この「あらばしり」はおりがらみで通常よりも甘みと酸味が強い。この蔵の良き特徴、麹の香りも僅かにあり心地よい。含み香と甘みの余韻が絶妙である。うまいなぁ。

二杯目、
奥羽自慢 純米 生

表示は純米とあるが精米は55%、立派な純吟だと思うのだが・・・。先ほどの白岳仙も純米大吟で良いんじゃないのか?とも思う。敢えて低スペックの表記をするのが最近多い気がする。
で、今回試飲するこの奥羽自慢は抜栓後結構経っている。冷蔵保存はしてあるが如何せん家庭用冷蔵庫、どうなっているだろうか?まずは気になる立香、生老ねしてるかな?やや香ばしい感じ。だがムッとする程でもない。口に含むとトロッと舌に絡み、やはりと言うべきかやや重たくなっている。一昔前なら嫌いな味わいなのだがこの濃厚な味わいも良い。生熟することによりコクが生まれているので懐が深い。ただ、劣化からくるのかアルコール辛さが喉をつく。
高スペックの白岳仙の後もあるので高得点ならず、って早く飲んどけ!!って事なんですけどね。この日の為に残しておりました。

三杯目、
ほんぎん 特別本醸造 中谷酒造

知人に頂いた奈良県の酒。全く知らなかった酒です。ラベルが無くスペック表記のシールだけなので新酒生かな?と思って先日軽く味見をしたのだが、火入れの模様。去年の酒だろう。出荷は今年の3月です。味わいから常温が良いと思い、3日ほど常温放置してあります。35%精米の出品酒用大吟醸を18%ブレンドしている様です。味わいからは常温に近い状態での熟成を経た感じを受けます。大吟醸ブレンド故かどこか軽快な感覚があるが全体としては昔ながらの日本酒、といった印象。老ねが前面に出て旨みとコクが余韻を残し、酸が締めるといったところか。僕の好きでないアル添の刺激が喉を突くのがマイナスだが、旨みと酸は嫌いではない。燗も良いだろう。この蔵の別の酒を試してみたい感覚になりました。

まだまだ続くのでチーズ休憩・・・・・

四杯目、
万齢 特別純米 超辛口 生 雄町

最近名前が出てきた(気がする)佐賀の蔵元。久高では昨春初めて取り扱いをしてみた蔵だ。現在、店では純吟を扱っているのだが今回は「特純 雄町」で。強い香りではないがやや若い臭いが鼻に来る。ピュアな口当たりで軽快な旨みが口の中を駆け巡る。超辛口の名の通り、ズバッと切れる。雄町の旨みが上手に引き出されているのだが、ゆっくりと感じる暇も無く辛さが被さってくる。更に酸が全体を引き締めて纏めるので流れが非常に良い。かなり完成度が高いです。

五杯目、
たてのい 純米大吟醸 生 19BY

昨年惜しまれつつ廃業した「たてのい」最後の生。一年落ち着かせた円熟味とコクが良い。「たてのい」らしく華やかな香りがあり、生老ねも感じない。口に含むと一瞬もたれた重さを感じるが豊かな酸が直ぐに打ち消してくれる。ちなみに19BYの「たてのい」は総じて酸が強い印象があります。
テイスティングに戻ると、酸の主張を感じた後は米の甘みが舌先から勢い良く広がります。40%精米の軽快な滑りと前述した酸がベタつきを無くし心地よいスッキリとした余韻に仕上げてくれます。
余談ですがこの「純米大吟醸 生」ラスト4本中3本抑えましたが、明日が最後の一本入荷です。

六杯目、
春霞 特別純米 19BY

ココの所、個人的に注目している酒です。秋田の酒の試飲会で旨いと思ったのがきっかけです。食中酒らしく、酸を豊に表現している蔵だ。秋田県の蔵は酸を意識した蔵が多い気がする。食べ物(風土)の影響だろうか?今年の試飲会で名刺交換をした際に蔵元から、「去年も来てくださいましたね」と声を掛けていただいたときは軽い感動を覚えました。今回は山田錦の特純。
山田錦という感じはしない。落ち着いた酸、米+熟成の甘みがしっとりとする。9号系酵母らしいがそこまで派手ではない。熟香の方が強く艶やかな香りの広がりだ。どの局面でも酸が映し出され、醤油を使った料理との相性が良さそうなイメージ。

締めの一杯
車坂 純米大吟醸 うすにごり 生

ホントにうすにごり、一見透明である。和歌山県の蔵元で別ブランド「鉄砲隊」は飲んだことがある。その時のイメージは濃厚な酒でした。この蔵の取り扱いは日本酒よりリキュール、「じゃばら酒」がレギュラーで当店の取り扱いです。
立香に麹の香りがあります。その延長線上の香りが含み香にも残ります。個人的には極めて邪魔な香りで苦手です。とは言え、アッサリとした酸とオリの甘み、旨みが酒全体のボリュームを押し上げています。とは言え全体的に若いですね。奥行きがありません。火入れの酸がしっかりとした酒を飲んだ後だからか輪郭が薄く感じます。コメントを書きながらも残る余韻に何故か酸が強く残る。印象以上に酸が強いのだろうか?麹由来の苦手な香りさえ無ければ満足して飲めそうです。


 もう確実に酔っています。何を書いたらよいか分からない位です。でも何となくでも今夜のテイスティングは伝わっていてくれています?そんな期待を胸に今宵はグラスを置きたいと思います。

おやすみなさい。

2009年4月 6日 (月)

JAの集い 2

前回の続き


ぶらぶらしながらも気になるのはお世話になっている蔵元さんのある県。三重錦の三重県は・・・伊勢茶だけ・・・うーん、いや、伊勢茶は好きなんですけどよく飲むので個人的なインパクトに欠けてしまいます。伊勢ひじきとか伊賀牛とかあったらなぁ、なんて思うのですが両者とも僕の中ではスタンダードなんですよねぇ。
白岳仙の福井県にいたっては見当たりません。何か確執があるのでしょうか?
じゃぁ思い切って北から攻めますか・・・。と思い直したのですが北海道はピン!と来ず、っていうか1ヶ月も経った今、存在したのかも不安になってきます。結局「あづまみね」でお世話になっている岩手県へ。

岩手県のメインは牛肉の様でサイコロ型の物を焼いていたのだが僕は十穀米の方に目が行きました。何となく見たことある様なネーミング、「イーハトーブ」何なんでしょう?試食こそ無いもののとても惹かれました。ただ販売店を詳しく分からないとのことで少し落胆したのですが、1週間後、頻繁に訪れる吉祥寺JAにて同じ物を確認。ココにあったかと思うと同時にここで「イーハトーブ」を目にしていたんだな、と妙に納得してしまった。ちなみに全然関係ないですが、この吉祥寺JAでは国産(鹿児島産)の胡麻を購入できます。かなり高いですが国産の胡麻は中々無いので気になる方は覗いてみて下さい。胡麻好きな僕はおやつとして貪っています。(もちろん、たまにですよ・・・)

次は上喜元の山形、と思った所で自分の持ち時間の少なさに気付きました。という事で急に徘徊&突撃戦法に方法を変えました。最初に気になったのは広島。大長レモンってどんなだろうと。中尾醸造の「大長檸檬酒」にかつて感激を覚えた自分としては気になってしかたありません。訪れてみると何だか柑橘王国です。名称は失念してしまったが固有の柑橘を沢山抱えていて、そのどれもが美味しかった。手早く試食しながら大長レモンも食したのだが不覚にも味に記憶が無い。不覚・・・。


それから大分ブース。かぼすに惹かれた。実はこの日に先立つこと1週間前、個人的に大分県産の「かぼす100%果汁」を購入しがぶ飲みしていたことがきっかけなのですが、かぼすよりも柚子コショウに感激してしまいました。当店、普段より柚子コショウの使用機会が多いのですが、特に商品ごとの違いを重視していませんでした。もちろん添加物が入っているのは論外ですが地域ごとの特性や細かな産地に対してのこだわりはありませんでした。味にそれ程違いがあると思っていなかったのです。
ところが当日大分ブースで試食した「院内柚子コショウ」の香りに衝撃が走りました。鮮烈な柚子の香りがしたのです。辛さ(唐辛子)は差ほど強くなく、刺激好きには物足りないかも知れないのですが、香りの良さは格別です。噛んでみると果皮の感触が多いことに気付きます。きっとこれが香りの要因なのでしょう、旨い!直感がありました。近日中に当店の使用調味料になると思います。現在、細かな商談中ですので楽しみにしていてください。

っで、この柚子コショウですが赤柚子コショウって御存知ですか?青唐辛子の代わりに赤唐辛子を使用するのですが、見た目は非常に辛そうです。これも恐らく生産者によって味が大きく変わると思います。初めて食べたのは3年ほど前、知り合いに頂いたことがきっかけです。猛烈に辛く、それ故にハマッタ記憶があります。そして久し振りに昨冬、鍋に使おうと購入してみたのですが、これがまた違う味わい。辛いと言うより酸味が強い印象です。そう、「かんずり」に近い印象でしょうか?(これも偏った思い違いかもしれません。)面白いですね。

っとここで「かんずり」にまつわる恥ずかしい体験談を思い出してしまいました。書くべきかどうか悩んでしまいますが、もう言ってしまいましたしね、書いちゃいましょう。3年前(4年前?)のある冬、当店の冬の人気の野菜鍋を愉しんでいたお客様がいらっしゃいました。若い女性4人組での御来店で当店の野菜鍋に大変喜んでいらっしゃるように見えました。その日は少し忙しくバタバタしていたこともあって細かな気遣いを徹底しきれず(未熟ですね)鍋を提供してしばらくして、薬味の「かんずり」をお出ししていなかったことに気付きました。あっ!と思いながらも二つ程こなさなければならない仕事があり、やや慌て気味に行動したのを覚えています。マズイ、マズイという観念があったからでしょうか?お客様に「かんずり」をお出しした時に思わず「お好みでこのせんずりをお使い下さい」と言ってしまったのだ。何となく違和感を覚えながらも忙しかったのですぐに次の仕事に移り相変わらずバタバタしていまいした。その後時間にして2,3分程後でしょうか?何か引っかかりながらグラスを洗っていたときのこと、その言葉を思い出してしまったのです。血の気が引くというか、逆に真っ赤になるというのか、もうどっちだったのかわかりません。あぁっ!という呻きが心の中に響きました。ただでさえ忙しいのにもうパニックです。言ったよな、言ってないよな、と無駄な逡巡を繰り返しそのお客様に近づけません。後々思うと当のお客様の反応を見る限りは気付いていなかったのかもしれません。せんずりと言う言葉はまぁ男言葉ですから、女性グループには気付かれなかった可能性もあります。もっとも、気付いた上で大人の対応をしてくれたのかもしれませんが・・・。
今となっては確かめようが無いのですが、ともかくその日の僕の動揺は尋常じゃありませんでした。しばらく「かんずり」という言葉を聞きたくなくなったほどです。いやぁ恥ずかしかったです。

で大分ブースで柚子コショウに感動した後はうろ覚えなのですが、岐阜(滋賀?)のブースのドライトマトに惹かれました。当店スタッフには共感を得られなかったのですが(すみません、これもサンプル手に入れてしまいました)僕の求めるツマミの要素を満たしてるんですよね。室内の湿度がやや高めだった所為か陳列されていたドライトマトは気持ち水分を含んでいて食感や染み出る旨みのバランスが良くこれぞツマミなのです。
実際持ち帰ったサンプルは乾燥しすぎて口の中での戻りが悪かったと思います。ただ、開場でのイメージが強かったので絶品として推奨させて頂きます。

でここでタイムアウト。残念ながら引き上げ時です。もっともっと色々と見たかったのですが残念でなりません。来年もまた開催されることを期待します。

世の中には様々なイベントが開催されています。その中に有益なイベントも沢山存在するので出来る限りアンテナを張り出来る限り参加したい、と思うイベントとなりました。また一から歩み学んで生きたいと思います。

まだまだ、成長途中で未熟な人間ですが今後とも宜しくお願いします。

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