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飲む食うが大好きなメタボ店長です。お店で感じたことやどうしても書きたいことなどを綴って行きたいと思います。

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2010年9月

2010年9月27日 (月)

ひやおろし を飲みながら ひやおろし を考察する

つい最近までの残暑が嘘のように冷え込み老体にはこの温度差は応えます。政治も経済もお寒いこのご時世、そんな今夜は愛するライオンズもペナント敗退と踏んだり蹴ったりの夜です。それでも気を取り直して日本酒欲はむしろ増進させて、今夜は季節の酒「ひやおろし」を飲み較べながら、ひやおろしの考察もついでにしてみたいと思います。ただし、今夜は心が健康でないので悪酔いしちゃったりして・・・。

ではでは、とりあえず準備運動で阿部勘からいこうかな。原酒のアルコールの強さとキレはあるが阿部勘らしい優しい香りとパワフルではないが奥ゆかしい旨みとコクがバランスよく纏まっている。飲みやすく旨い酒だ。これがこの蔵の描いたひやおろしなのだろう。

ところで、ひやおろし本来の定義(厳密に言えば定義などないのだが・・・)に則れば、阿部勘の物は本道からズレていることになる。しぼった後に一度火入れし、秋までじっくりと熟成させてシッカリと味を乗せてきた物が「ひやおろし」と呼ばれている。一説にはタンクにて常温貯蔵することが王道とも言われている。ここまですると味も大分濃くなると思われるが、久高の取り扱いでは三重錦がこれに該当する。だがこの蔵は熟成が遅いので苦肉の策として編み出した感じではある。

そうなると「ひやおろし」とはどうあるべきなのだろうか?モチロンそこに答えは無い。各蔵それぞれの回答があるはずだ。上記の阿部勘や三重錦はその答えの一つなのである。
とりあえずは蔵の路線の延長線上にひやおろしを設計している所が多いのは事実だと思う。中にはこの時期だけラベルを貼ったり首掛けをしたりしている所もある。正直それはどうかなぁ、なんて思う事もあるがそれはそれで戦略だしね。

っで実は既に二杯目の石鎚に突入しているんですね。香りは差ほど感じない。味ノリはシッカリとしているが濃いというわけではない。舌に旨みを感じると豊かな酸が口内を洗ってくれる。石鎚らしい設計だ。これも飲みやすいですね。先ほどの阿部勘といい、冷え込んだ季節が後押しして体に馴染ませてくれてくれる。幸せな季節ですね。

こんな事を書きながら、既に天青を飲んでおります。お酒に文章が追いつけない・・・。まずいパターンですなぁ。いやぁこれが実にウマイ。らしいひやおろしですね。7月から常温貯蔵に切り替えて、味をじっくりと引き出したらしい。熟感が絶妙です。ただしこれは食事が欲しいのも事実。今夜は用意出来ないので残念です。チーズで我慢しますかねって充分ですね。

この天青で思うのが出荷時期。8月下旬の出荷です。皆さんご存知のように今年の夏は猛暑どころか酷暑でした。秋の酒の出荷時期としてはどうなのかっと。設計は申し分ないのですが、季節感がない。ひやおろしには秋の酒という明確な定義と伝統がある。真夏に季節の先取りをしてもダメだと思うんです。でもこの天青の様に美味しい物を買い控えていると、市場からはスグ無くなってしまう。これもまた悲しい。どうすればいいんですかねぇ。っとその考察の最中ですが次のお酒に突入です。

萩の露です。これは吟醸ですが純米のひやおろしもあるみたいですね。しっかりと熟成されていて味わいもチャンとあります。山田錦らしい穏やかでキレイなふくらみがあり、余韻を残さないキレる辛口ですね。お店での評判は上々でおかわりもよくありました。個人的にはキレる分、熟が強すぎる感がありややバランスが悪いかと・・・。食事があれば変わりそうな雰囲気ではありますね。個人的にはアル添にせず、米の甘みを残した方がこの蔵の特徴をより引き出せたのかな?っとも思うのですがどうでしょう。ただし店での評判は本当に良いです。やはりキレというのは大事なのでしょう。

間が空いてしまいましたが、ひやおろしの出荷時期の問題ですね。これ、例外も多数ありますが、9月9日 重陽の節句にあわせて出荷するグループと10月1日 日本酒の日にあわせて出荷するグループの二つが主流であります。歴史というか四季というかを重んじると9月9日がいいのかな?という感覚にはなるのですが、現状、毎年毎年9月の下旬まで夏が続くようなら10月1日にする方が良いように思います。
その方がより熟れた味わいの、らしいひやおろしが堪能出来るんじゃないかと思います。

最後の飲み較べは天吹です。酸の輪郭がハッキリしていて味わいを押し上げ引き締めます。九州酒の一座のプロデュース商品でピアソラのタンゴを聞かせて熟成させたようです。意味不明の裏ラベルには大分違和感を感じますが度数も低く飲みやすいし、味もシッカリと出ていて美味しいと思います。アルゼンチンの硬水を割り水に使ったそうで、そのミネラル感もややあります。もっともこのミネラル感はチョット自信がないです。ある人が山形正宗についてミネラルを感じるっといったコメントをしており、初めてそういったニューアンスを知ったのが半年ほど前・・・。半年間全く体感出来ないまま、いま突然あっこれかな?っと感じたものなんで間違ってる可能性はありますね。でももしこれで新しいテリトリーが広がったなら嬉しい限りです。

今改めて阿部勘を飲んだらウマイ!きっと今晩は次々とやっぱこれがウマイの繰り返しになる予感。危ない夜になりそうです。どうしよう・・・明日は夕方起床かな・・・。
ほらっ、石鎚飲んだらまた美味しいもん。米の香りが根付いてるんですね。さっきは気づかなかった。
もう理性を保てそうにありません。既に誤字脱字が多数あるかもしれません。まっ、これは後で修正ですね。

暴走し始めたので今夜はこの辺でおやすみなさい。

僕はこれから美味しくて幸せな明け方を向かえる予定です!!

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